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2015年10月掲載のイベントレポート一覧



2015年10月11日(日) 開催
更新日:

2015年10月11日(日) ベーゼンドルファー東京にて「世界へ羽ばたく魅惑のヴィルトゥオーゾシリーズ Vol.5 フランスの風 務川慧悟ピアノリサイタル」が開催されました。国内外のコンクールで多数上位入賞を重ね、将来を嘱望される若手ピアニスト務川さんは昨秋よりパリに留学中。本日は、1909年製Model250(92鍵)で多彩な音楽の魅力を表現されました。
 
大きな拍手で迎えられ登場された務川さんが「多様な文化と芸術が共存する魅力溢れたパリの街のように本日は多彩なプログラムをお届けします」と語られた後、『バッハ/パルティータ第2番 ハ短調 BWV826』で前半の部をスタート。1つ1つの音を慈しむかのようにかのような繊細なバッハの世界を描き出されました。2曲目はベートーヴェンの後期ソナタの傑作『ピアノソナタ第31番 変イ長調 Op.11』を演奏。内面的な美しさをたたえた豊かな音色で会場は満たされました。

 

後半の部はロマン派から近代の傑作が続きます。『リスト/ハンガリー狂詩曲第9番 変ホ長調 「ペストの謝肉祭」』では華麗な技巧を駆使し、エキゾチックなジプシーのメロディーが特徴的なリストの名作を鮮やかに描きます。続く『スクリャービン/マズルカ風即興曲 Op.7-1詩曲「焔に向かって」Op.72』では、神秘的で先進的な世界を洗練されたタッチで表現され、お客様を惹き付けました。ラストは『ラヴェル/クープランの墓』。ラヴェルらしい繊細なメロディーが特徴的な組曲を、高度なテクニックで魅せつつ、限りなく美しく、そして叙情豊かに表現されました。

 

それぞれの楽曲に魂が宿っているかのような渾身の演奏に拍手は鳴り止まず、続くアンコールでは『ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ』、『モシュコフスキー/エチュードop.15-11』、『ショパン/小犬のワルツ』を披露。美しいピアノの余韻につつまれつつ終演となりました。
 

本公演はヤマハの高音質2chセルフレコーディングシステム「即レコAir」で収録をしました。
務川さんのご了解のもと、当日のライブ音源を公開いたしますのでお聴きください。
※曲名をクリックすると再生が始まります

 「即レコ」について詳しくは「即レコ24」公式ウェブサイト をご覧ください。



2015年10月03日(土) 開催
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2015年10月3日(土) ベーゼンドルファー東京にて「SALON CONCERT ~BosendorferがViolinと語るBrahms」が開催されました。スイス留学中に出会い、国内外で活躍中の実力派の滝千春さんと斎藤龍さんが、ブラームスの各作品にまつわる愛の物語や当時の時代背景を解説されながら演奏をされ、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。
 
まずはじめに斉藤さんのピアノソロからスタートしました。ブラームス自身がベーゼンドルファーを愛奏していたというエピソードを披露された後、「6つの小品,Op.118 第2番 間奏曲」を演奏。Model290インペリアルが、ブラームスの内面的な優しさに満ち溢れた旋律を奏でます。2曲目には別名「愛のワルツ」とも呼ばれる名曲「ワルツ Op.39-15」を叙情豊かに表現されました。
続いては、滝さんと斎藤さんのデュオ「ハンガリー舞曲 第5番」。華やかさと静かさを併せ持つジプシーのメロディーを身体全体で鮮やかに描き出す滝さんのヴァイオリンを、斎藤さんの温かみのあるピアノの音色が支えます。甘美で異国情緒溢れるハーモニーが会場を満たしました。プログラムの最後は「ヴァイオリンソナタ 第2番 op.100」。ロマンチックで美しいこの曲は、ブラームス自身の歌曲作品のメロディーが引用されていると紹介されると、ベルリンで活躍中のソプラノ歌手、柳原由香さんが登場され、曲中に現れる「Wie Melodien zieht es mir(旋律のように)」を披露。思いがけないスペシャルゲストの至極の歌声に会場は華やかな空気に包まれました。そして最後のプログラムを演奏。ヴァイオリンとピアノが対話するようにメロディーを紡ぎ、時には甘美に溶けあう絶妙に息の合ったデュオ演奏でフィナーレを迎えました。

本公演はヤマハの高音質2chセルフレコーディングシステム「即レコAir」で収録をしました。滝さん、斎藤さんのご了解のもと、当日のライブ音源を公開いたしますのでお聴きください。
※曲名をクリックすると再生が始まります。

 「即レコ」について詳しくは「即レコ24」公式ウェブサイト をご覧ください。


◆ご出演者 公式ブログ
 斎藤龍さん公式ブログ内 本公演レポート
 
斎藤龍さん次回公演のお知らせ(2015年10月24日 於横浜みなとみらいホール 小ホール)

 
 
 
 
 
 
 
 


2015年09月27日(日) 開催
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2015年9月27日(日) ベーゼンドルファー東京にて「世界へ羽ばたく魅惑のヴィルトゥオーゾシリーズ Vol.4 詩的な音画 實川風ピアノリサイタル」が開催されました。實川さんは本年2月、当シリーズ初回以来2度目のご出演となりました。今回は、實川さんが「あたたかみのある美しい音色」と賛辞を贈られた1909年製Model250(92鍵)を使用してのリサイタルとなりました。
 
前半の部は『バッハ/イタリア風アリアと変奏曲 イ短調 BWV989』でスタート。気品に溢れる『至福のピアニッシモ』で会場は満たされます。続いてはベートーヴェン中期の傑作、『ピアノソナタ第21番 ハ長調 Op.53 ワルトシュタイン』。弱音からクライマックスに至るダイナミックレンジを、完璧にコントロールされたタッチと卓越したテクニックで表現された会心の演奏。演奏の合間には、それぞれの作曲家や楽曲の特徴、ご自身の作品への思いについて解説。タイプの異なる各作品の魅力は演奏からも存分に伝わり、お客様を魅了されました。

後半の部は、まず『ラヴェル/スカルボ ~夜のガスパールより~』を演奏。高度なテクニックを駆使した演奏至難の曲を鮮やかに表現されました。続いての『シューマン/ピアノソナタ第1番 嬰ヘ短調』は4楽章からなる30分を超える大曲。シューマンの若き日の傑作を深みのある多彩な音色でアプローチされ、楽器の魅力を存分に引き出されました。

アンコールには、ショパンの名曲「エチュードop.25-1(エオリアンハープ)」、「スケルツォ 第3番」を披露。繊細なピアノの響きの余韻を残しつつ、あたたかな拍手に包まれ終演となりました。


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